大阪上本町でアレルギー性鼻炎・花粉症の日帰り手術 |耳鼻咽喉科たかだ鼻クリニック大阪
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アレルギー性鼻炎・花粉症の日帰り手術
<鼻粘膜焼灼術(レーザー治療)>
<粘膜下下甲介骨切除術>

アレルギー性鼻炎・花粉症の
日帰り手術について

アレルギー性鼻炎・花粉症の日帰り手術についてアレルギー性鼻炎の治療方法として、内服薬や点鼻薬を用いた薬物療法や舌下免疫療法などがありますが、これらが十分に効果を発揮しない場合は、粘膜下下甲介骨切除術とその延長線上にある後鼻神経切断術を検討します。

主な手術の適応となるケース

  • 鼻詰まり、鼻水、くしゃみによって生活に支障をきたし、保存的治療ではなかなか改善できない場合
  • 慢性的な鼻炎・アレルギー性鼻炎の症状が年中見られる方
  • 仕事や通学などで忙しく、通院する時間が作りにくい方
  • 薬を多く服用したくない方や、薬を服用すると眠気がでる方

粘膜下下甲介骨切除術
(鼻づまりの治療)

手術内容

手術前

手術前

手術後

手術後

下鼻甲介の粘膜を切開し、粘膜内の肥厚した下甲介骨を切除します。下鼻甲介の骨のみを切除することで、粘膜を保ちつつ下鼻甲介が減量され、鼻腔の形態を広げることができます。入院せずに日帰りで受けていただくこと可能です。
手術後、鼻中隔湾曲症がある場合は鼻中隔矯正術と併せて行うこともあります。また、鼻汁やくしゃみが強い場合は、後鼻神経切除術を検討することもあります。

効果

近年は内視鏡の進歩などにより、術後から鼻内の重要な機能などを維持させながら、治療効果を得ることができます。また、鼻内の傷もわずかで済みます。
また、レーザー治療に比べて効果が長期間持続するとされており、機能を保持する点でも優れています。

手術の流れ

1準備と麻酔

手術台に寝ていただき、まずは局所麻酔を施します。

2切開

下鼻甲介前端にメスで切開を行います。

3粘膜下下甲介骨の切除

下甲介骨(鼻の中央にある隆起部分)を骨膜下で剥離し、肥厚した過剰な下鼻甲介骨を切除します。

粘膜下下甲介骨切除術

4処置と縫合

切開した粘膜を縫合して終了とし最後に止血のパッキングをおこないます。
術後1-2日でパッキングを抜去し、出血のないことを確認し、1週間後に外来で抜糸を行います。

5終了・経過観察

手術が完了したら、患者の状態を観察し、適切なタイミングで帰宅して頂きます。

後鼻神経切断術
(鼻水・くしゃみの治療)

手術内容

手術内容後鼻神経切断術は、アレルギーを支配する神経(鼻腔に分布する副交感神経)を切ることで鼻汁の分泌やくしゃみを減らすという、いわば機能面の改善のための手術です。
1987年に開発されたこの手術は後鼻神経切断術と呼ばれ、本邦で開発された手術です。
高度な鼻閉、鼻汁、くしゃみでお困りの方は、鼻中隔矯正、下鼻甲介減量、神経切断を合わせて行うことで、大きな症状改善が期待できます。
後鼻神経神経は奥で蝶口蓋動脈という太い動脈に併走しており、神経だけを選択的に切るにはかなりの技術が必要です。
施設によっては、動脈ごと神経を切る方法や、下鼻甲介に分布する末梢枝を切る方法などを行っていますが、当クリニックでは、末梢枝のところで、神経のみを選択的に切断する選択的後鼻神経切断術の方法を取っています。
動脈は切断せず、保存したほうが出血もすくなく、鼻腔の血流も温存されよいとされております。

効果

後鼻神経切断術は、鼻水やくしゃみの治療として行われます。
手術で後鼻神経を切断し、鼻腔内の炎症や過剰な分泌物が減少、鼻の通気が改善されることにより、鼻水やくしゃみの頻度が減少します。
手術後の結果は個人により異なりますが、患者様の生活の質が向上し、多くの場合、持続的な効果が得られ、症状の軽減が期待できます。

手術の流れ

1準備と麻酔

手術台に寝ていただき、まずは局所麻酔を施します。

2鼻内視鏡挿入

鼻の穴から鼻内視鏡を挿入し、下甲介にアクセスします。

3後鼻神経の特定

下甲介の奥に位置する後鼻神経を特定します。

4後鼻神経の切断

後鼻神経を切断します。これにより、神経が鼻腔内の過敏性を引き起こす可能性が減少します。

5縫合

切開した粘膜を縫合して終了とし最後に止血のパッキングをおこないます。
術後1-2日でパッキングを抜去し、出血のないことを確認し、1週間後に外来で抜糸を行います。

6修了・経過観察

手術が完了したら、経過観察を行い、適切なタイミングで帰宅して頂けます。

アレルギー性鼻炎・花粉症の
手術費用

よくあるご質問

アレルギー性鼻炎・花粉症の手術は何歳から受けることができますか?

後鼻神経切断術は成人である18歳以上の方を対象としています。

治療後、血や痛みが出ることはありますか?

出血は少量で、鼻を洗う程度で対応できます。痛みは軽度ですが、必要に応じて鎮痛剤をお出しします。

仕事や運動や飲酒はいつから始められますか?

デスクワークは翌2日目から行えますが、2週間程度は運動や飲酒を控えていただきます。また、術後1ヶ月は飛行機にのるなど遠方の旅行も控えていただきます。